ゆるやかな坂に続く石段を上がると高山寺へ到着。石水院の門を入る。
南の広縁は蔀戸が上げられ日射しが暖かい。

鳥獣戯画は蛙も獣も同じ大きさに描かれているのが興味深い。俗世から
遠く離れた深山の寺で見てこそ躍動感も伝わってくる。
このおおらかさ、このユーモア。
古の僧達も修行の合間にこの絵に癒され愉しい時を過ごしたのだろうか。

 高山寺は当初774年に、光仁天皇の命により開創されたが
 その後荒廃していた堂坊を、明恵上人が復興したそうです。

 
 明恵上人が可愛がった犬の彫刻(運慶作)が伝わっていた
 り、「日本最古の茶園」が見られます。
 お茶は、宋から茶種をもらった栄西禅師が九州の背振山
 へ植え、その後明恵上人に贈られた茶を栂尾へ移し植え
 たといわれています。
 
 ひぐらしや ここにいませし 茶の聖   秋桜子
 の句碑も見られます。
 
下の建物は、明恵上人が晩年くらした開山堂です。
 また釈迦を慕って明恵上人が造らせた仏足石があります。

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東本願寺の庭園


 渉成園 枳穀邸

 渉成園は、東本願寺の別邸で枳穀(からたち)を生垣
 に植えたところから、枳穀邸(きこくてい)と言われる
 ようになったそうです。

 ここは、承応2年(1653)に作庭が始まった「池泉
 回遊式庭園」で、石川丈山の作とのことです。

 渉成園は、何度も火災に遭い現在の建物は元治
 元年(1864)以後再建されたものです。


 右側の上部、唐破風屋根の建物は「回棹廊」という
 木橋です。天井に燈籠を架け火を灯しました。

 すぐ上の建物は、「傍花閣」という庭園には珍しい楼門
 作りで、階上には四畳半の部屋があります。部屋の
 天井中央には磁石板に十二支を配した珍しい図様が
 描かれています。

 右の橋は、「侵雪橋」と言われ雪の積もったありさまを
 玉龍にたとえて表現しています。

 下の様な石橋・つくばいなど、あちこちでみられます。















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